記憶する技術は今後不要になっていくのか

記憶する技術は今後不要になっていくのか

世の中では今後、頭で記憶するということが不要になっていくという人もいます。

本当にそうなのでしょうか?

記憶術など、今後の社会ではいらなくなっていくのか、吉野さんの言葉を借りながら検証してみましょう。

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記憶術が不要になっていくという理論~検索すればいい

記憶術など今後不要になっていくという人の言うことにも一応根拠があり、まんざら適当なことを言っているわけではありません。

例を挙げて言うと、検索エンジンの発達です。

インターネットの普及と検索エンジンの進化により、分からないことはすぐ検索して調べることができるようになりました。

実際問題、覚えるより効率的な検索の仕方を身につけたほうがいいと思う場合もあります。

例えばExcelの計算式など、毎日のように使う職業の人でもなければ常に覚えておいて忘れないようにするよりも、「あれどうだっけ」となったときにすぐに検索して見つけられる方がはるかに効率的という場合もあります。

記憶術が不要になっていくという理論~AIに任せればいい

また近年は、AIが発達して人々の仕事が奪われるのではないかという懸念が社会的に議論されるようになってきました。

実際にはすぐにそこまでAIが発達することはないようですが、もうひとつAIに任せればいいというわけではない理由があります。

それは「AIには新しいものを生み出すことができない」という点です。

イノベーションは記憶力に大きく依存している

AIには新しいものが生み出せないというのは、これまでにないもの・まったくの白紙からアイデアを生み出すことがAIにはできないということです。

これは私も意外だったのですが、「高齢化社会に向けて役に立つものを作れ」と言ってもAIには不可能なのだとか。

また、携帯電話にカメラを付けるなどという革新的なアイデアもAIには難しいことのようです。

さて、そのような革新という意味でのイノベーション、それは人間にしかできないこととして、それが記憶力に大きく依存しているというのが、記憶力が今後不要にはならないということの説明になっているのです。

発想というものは、頭の中にある知識Aと知識Bが合体して生まれるとか。

それが本当であれば、頭の中の引き出しを増やして多くの知識を貯めこんだ方が発想のタネが増えるのは自明の理です。

検索すれば確かにすぐ知識は得られますが、新しいものを生み出してはくれません。

生み出すためには知識量が必要です。

そしてその知識量を増やしてくれる記憶術が今後不要になることは、今の段階ではありえないといっていいでしょう。

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